定例会・臨時会の概要【平成20年】

公開日 2018年7月2日

平成20年12月定例会の概要

秋田県総合振興局設置条例案を否決
 地域振興局再編に伴う経費を削除したうえで補正予算案を可決
 

12月定例会は、12月3日から19日までの17日間の日程で開催されました。
  初日の本会議では、雇用対策と中小企業企業支援などの経済対策の推進や補正予算案などについて知事の説明が行われました。
  さらに、8日の本会議では、「秋田県企業活性化・雇用緊急対策本部」の設置について報告され、補正予算案が追加提案されました。
  一般質問では、雇用確保と企業支援、地域振興局の再編や行財政改革などについて質問を行い、県当局の説明を求めました。
  補正予算案など各議案は、予算特別委員会及び各常任委員会の審査を経て、19日の本会議において秋田県総合振興局設置条例案は否決されました。また、一般会計補正予算案については、地域振興局再編に伴う財務会計システム改修に要する経費などを削除する修正案が可決されました。このほか知事提出議案のうち32件を原案どおり可決、議員・委員会提出議案1件、意見書案1件を可決し、閉会しました。

12月定例会で可決された主な議案の内容は、次のとおりです。

■ 知事提出議案 ■

【平成20年度一般会計補正予算(第4号)(第5号)】
一般会計の補正額は、101億5,304万円の増額で、これを既定予算に加えた補正後の額は、7,215億6,009万円となりました。前年度12月補正後の予算との対比では3.2%の増となります。主なものは、緊急経済対策として「経営安定資金貸付事業」、「キャリア転換支援事業」、「県単道路補修事業」、「県単河川改良事業」、「住まいづくり応援事業」などです。
【秋田県県税条例の一部改正】
地震、豪雨等の災害により被災した県民の税負担の軽減を図るため、個人の事業税及び自動車取得税の減免措置について、その適用要件を緩和することとしました。

■ 議員・委員会提出議案 ■

【県議会議員の議員報酬等に関する条例の一部改正】
  議会改革の一環として、より旅行実態に即した旅費の支給とするため、県議会議員に支給する旅費のうち日当を廃止し現地経費を支給することとしました。
 

■ 意 見 書 ■

◆法務局の増員に関する意見書

■ 請 願 ■

「法務局の増員に関する意見書の提出について」「妊婦健診の公費助成の拡充について」「私立中学・高等学校への助成強化並びに適正な生徒収容対策の促進について」の3件が採択されました。
 

 

平成20年11月臨時会の概要

平成19年度秋田県歳入歳出決算を認定
 平成20年度一般会計補正予算(第3号)を可決
 

11月臨時会は11月10日から11月18日までの9日間の日程で開催されました。
  初日の本会議では、「中小企業支援」や「雇用対策」等の補正予算案や地域振興局再編などについて知事の説明が行われたあと、正副議長、監査委員を除く全議員が委員になる決算特別委員会が設置されました。
  補正予算案は、予算特別委員会及び各常任委員会の審査を経て、11日の本会議において、可決されました。
  また、平成19年度秋田県歳入歳出決算については、決算特別委員会及び各分科会で審査を行いました。
  最終日の本会議では、平成19年度秋田県歳入歳出決算について委員長報告が行われ、起立採決の結果、認定されました。
11月臨時会で可決された主な議案の内容は、次のとおりです。

■ 知事提出議案 ■

【平成20年度一般会計補正予算(第3号)】
  一般会計の補正額は、13億7,900万円で、これを既定予算に加えた補正後の額は、7,114億704万円となりました。前年度9月補正後の予算との対比では1.4%の増となります。
  主なものとしては、国の経済対策関連による補正として「治山事業」、「国道道路補修事業」、「国直轄道路事業」、「国直轄河川事業」、「国直轄港湾事業」などです。


平成19年度一般会計歳入歳出決算
  歳入決算額 7,043億5,625万円
  歳出決算額 7,014億1,427万円
  差引剰余金 29億4,198万円
 

 

平成20年9月定例会の概要

秋田県総合振興局設置条例案などを否決
 地域振興局再編に伴う経費を削除したうえで補正予算案を可決
 

9月定例会は、9月12日から10月3日までの22日間の日程で開催されました。
  初日の本会議では、地域振興局の再編、補正予算などについて知事の説明が行われました。また、子育て支援・教育充実等に関する調査特別委員長報告が行われました。
  一般質問では、地域振興局の再編や原油高騰対策などについて質問を行い、県当局の説明を求めました。
  補正予算案など各議案は、予算特別委員会及び各常任委員会の審査を経て、秋田県総合振興局設置条例案及び秋田県行政機関設置条例の一部を改正する条例案2件が否決されました。
  一般会計補正予算案については地域振興局再編に伴う財務会計システム改修に要する経費などを削除する修正案が可決されました。このほか知事提出議案のうち41件を原案どおり可決、人事案2件に同意、決算2件を認定、議員・委員会提出議案2件、決議案1件、意見書案7件を可決、請願6件を採択し、閉会しました。

9月定例会で可決された主な議案の内容は、次のとおりです。

■ 知事提出議案 ■

【平成20年度一般会計補正予算(第2号)】
一般会計の補正額は、42億8,705万円で、これを既定予算に加えた補正後の額は、7,100億2,804万円となりました。前年度9月補正後の予算との対比では1.0%の増となります。主なものとしては、「(新)あきた食と農応援ファンド設置事業」、「港湾長寿命化計画策定事業」、「木質バイオマス循環利用推進事業」、「秋田わか杉っ子学び充実事業」、「中小企業受発注拡大緊急支援事業」などです。
【県議会議員の議員報酬等に関する条例の一部改正】
議案の審査又は議会の運営に関し協議又は調整を行うための場に出席した県議会議員に対し旅費を支給するとともに、議員報酬月額について平成21年9月30日までの間、引き続き5%を減ずる特例措置を継続します。
【食品衛生法施行条例の一部改正】
食品の一層の安全性を確保するため公衆衛生上講ずべき措置の基準及び営業の施設の基準を強化するとともに、臨時に設置する施設において連続する20日未満の飲食店営業を行おうとする者等に係る許可の手数料の額の引き下げ等をすることとしました。

■ 議員・委員会提出議案 ■

【秋田県議会会議規則の一部改正】
  地方自治法第100条第12項に規定する議案の審査又は議会の運営に関し協議又は調整を行う場を設けました。
 【県議会議員の議員報酬等に関する条例の一部改正】
県議会議員が長期欠席した場合における議員報酬及び期末手当の取扱いを定めました。

■ 意 見 書 ■

◆投機マネーの実効ある規制と、漁業者、農業者への支援を求める意見書
◆新たな過疎対策法の制定を求める求める意見書
◆原油高騰から国民を守る緊急対策を求める意見書
◆地方消費者行政の抜本的拡充及び法制度の整備等を求める意見書
◆福祉人材確保及び福祉施設等の整備に関する意見書
◆燃料、農業資材等の価格高騰に対する緊急対策を求める意見書
◆「協同労働の協同組合法(仮称)」の速やかなる制定を求める意見書

■ 決 議 ■

地方消費者行政の抜本的拡充及び法制度の整備等を求める決議
 

■ 請 願 ■

「原油高騰から国民を守る緊急対策を求める意見書の提出について」「燃料、肥料、飼料、農業資材等の価格高騰に対する緊急対策を求める意見書について」他4件が採択されました。
 

 

平成20年6月定例会の概要

県立病院法人化準備事業など補正予算を可決
 

6月定例会は、6月18日から7月4日までの17日間の日程で開催されました。
  初日の本会議では、補正予算などについて知事の説明が行われました。
  一般質問では、岩手・宮城内陸地震での被災地への対応や秋田内陸縦貫鉄道の存廃などについて質問を行い、県当局の説明を求めました。
  補正予算案及び各議案は、予算特別委員会及び各常任委員会の審査を経て、7月4日の本会議において知事提出議案37件を原案どおり可決、人事案2件に同意、報告2件を承認したほか、議員・委員会提出議案2件、意見書案6件を可決、請願3件を採択し、閉会しました。

6月定例会で可決された主な議案の内容は、次のとおりです。

■ 知事提出議案 ■

【平成20年度一般会計補正予算(第1号)】
一般会計の補正額は、20億4,865万円で、これを既定予算に加えた補正後の額は、7,057億4,099万円となりました。前年度6月補正後の予算との対比では1.3%の増となります。主なものとしては、「国際定期便利用促進緊急対策事業」、「冬こそ秋田の農産物振興対策事業」、「県立学校耐震化推進事業」、「企業立地促進事業」などです。
【秋田県県税条例の一部改正】
地方税法等の一部を改正する法律による地方税法の改正に伴い、個人の県民税について寄付金控除の拡充等を行うとともに、地方法人特別税等に関する暫定措置法の施行に伴い、法人の事業税の税率の特例を定めました。
【市町村への権限移譲の推進に関する条例の一部改正】
知事の権限に属する事務の市町村への移譲の推進を図るため、経由事務に温泉をゆう出させる目的による土地の掘削のための施設の位置等の変更の許可の申請の受理等の事務を加えました。
 【秋田県流域下水道設置条例及び秋田県十和田湖公共下水道条例の一部改正】
知事の権限に属する事務の市町村への移譲の推進を図るため、経由事務に温泉をゆう出させる目的による土地の掘削のための施設の位置等の変更の許可の申請の受理等の事務を加えました。

■ 議員・委員会提出議案 ■

【秋田県議会会議規則の一部改正】
【秋田県政務調査費の交付に関する条例の一部改正】
地方自治法の一部を改正する法律による地方自治法の改正に伴い、上記2件の所要の規定を整理しました。

■ 意 見 書 ■

◆地方財政の充実・強化を求める意見書
◆「嫡出推定」に関する民法改正と救済対象の拡大を求める意見書
◆地域医療を守る自治体に関する意見書
◆胆道閉鎖症対策に関する制度の改善を求める意見書
◆国による公的森林整備の推進と国有林野事業の健全化を求める意見書
◆国営農業水利事業と地方農政局の存続を求める意見書

■ 請 願 ■

「胆道閉鎖症対策に関する制度の改善について」、「国営農業水利事業と地方農政局の存続に関する意見書の提出について」、「繁華街等における迷惑行為の条例等による規制強化について」の3件が採択されました。
 

 

平成20年4月臨時会の概要

秋田県副知事の選任案を同意
 


4月臨時会は4月28日に開催されました。

  本会議では、二人目の副知事として佐藤文一氏の選任案が起立採決の結果、同意されました。

 

 

平成20年2月定例会の概要

将来ビジョン関係事業などを削除の上、
 平成20年度当初予算案を可決
 

2月定例会は、2月21日から3月19日までの28日間の日程で開催されました。
  初日の本会議では、新たな県民負担に関する税条例を提案する環境にないことや当初予算などについて知事の説明が行われました。
  一般質問では、子育て教育税の導入断念についての知事の責任や地域の医療問題などについて質問を行い、県当局の説明を求めました。
  補正予算案及び関係する各議案は、予算特別委員会及び各常任委員会の審査を経て、3月5日の本会議において東京アンテナショップの工事費が訂正された補正予算案など議案35件、意見書案1件が可決されました。
  また当初予算案及び関係する各議案も同様に審査され、知事が提出していた副知事選任案が取り下げられたほか、3月19日の本会議では当初予算案のうち、すこやか子育て支援事業の変更部分、妊婦健診の拡充部分、小学校一部教科担任制モデル事業及び県立病院法人化推進事業に関する予算を削除した上で、可決されました。
  この他知事提出の議案64件を原案どおり可決したほか、議員提出の条例案2件、意見書案1件及び決議案1件を可決、請願2件を採択し、閉会しました。
 
2月定例会で可決された主な議案の内容は、次のとおりです。

■ 知事提出議案 ■

【平成19年度一般会計補正予算(第7号)】
一般会計の補正額は、107億4,824万円の増額で、これを既定予算に加えた補正後の額は、7,102億6,333万円となりました。前年度2月補正後の予算との対比では5.7%の増となります。主なものとしては、集中豪雨により被災した阿仁川の堤防を改修する「阿仁川災害復旧助成事業」、灯油購入費助成事業を行う市町村に対し支援する「灯油購入費緊急助成事業」などです。
【平成20年度一般会計予算】
一般会計当初予算額の総額は7,036億9,234万円となりました。前年度当初予算額との対比では1.5%増ですが、借換債を除く実質の規模では5,768億9,834万円となり、前年度との対比では5.2%の減となります。
  主な事業は、鹿角組合総合病院の移転新築に伴う施設整備等に助成する「厚生連病院移転新築支援事業」、秋田と都会の子どもだちの双方向の体験交流を推進する「秋田発・子ども双方向交流プロジェクト」、秋田港外港地区の整備計画を策定する「秋田港国際コンテナターミナル施設整備事業」などです。
  なお、すこやか子育て支援事業の変更部分、妊婦健診の拡充部分、小学校一部教科担任制モデル事業、県立病院法人化推進事業に関する予算は削除されています。
【秋田県教育委員会の委員の任命】
根岸均氏(再任)について同意しました。
 【秋田県病院事業の設置等に関する条例の一部改正】
脳血管研究センターの診察体制を強化するため、リハビリテーション科を設置します。
 【県議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正】
県議会議員が議会の招集や委員会に出席する際に支給する旅費の額を改正します。
【仲裁の申請について】
秋田中央道路整備事業の施工に伴う損害補償費用を請負者に対し負担を求めることについて、秋田県建設工事紛争審査会の仲裁を申請します。

■ 議員提出議案 ■

【秋田県議会会議規則の一部改正】
より効率的な議事日程により審議の一層の充実を図るため、本会議の開議時刻を午前9時から開くことができるよう改正します。
 【秋田県政務調査費の交付に関する条例の一部改正】
政務調査費の透明性を一層高めるため、収支報告書に記載されたすべての支出について領収書等の提出を行います。

■ 意 見 書 ■

◆在沖米海兵隊員による少女暴行事件に関する意見書
被害者及び家族への謝罪及び完全な補償を行うこと。
◆配合飼料価格の高騰対策を求める意見書
  飼料価格の安定対策と配合飼料価格安定制度の充実強化。

■ 決 議 ■

◆2016年オリンピック競技大会並びにパラリンピック競技大会の東京招致に関する決議
 

■ 請 願 ■

「横手市雄物川町大沢字内ノ沢地内への『汚泥による有機性肥料製造工場』建設反対について」、「秋田中央道路(地下自専道)に関わる安全確保について」の2件が採択されました。